秀峰 SCHOOL REPORT SHUHO SCHOOL REPORT

海外研修

英国通信 ~出国編~

4月14日、午前11時半。松本駅のアルプス口に集合した4年生は、班ごとに整列し、パスポートのチェックを受けた後、「行ってきます」という大きなあいさつとともに、2週間にも及ぶイギリス海外研修をスタートさせました。

初日は成田空港付近のホテルで宿泊し、出入国、バスの中、ホームステイ先など今後の様々な活動に関しての諸注意と、入国時に必要となる書類の記入を行いました。残念なことに天候には恵まれませんでしたが、翌日からの人生初となる体験の連続、その期待に各員そわそわしながらの一日となりました。

翌朝は前日とは打って変わった好天に恵まれ、一行は一路、成田空港へと向かいました。スーツケースの重量制限や手荷物検査などをパスして、いざ搭乗というときに、搭乗予定の飛行機が1時間以上遅れていることが判明しました。そこで予定より長めの自由時間をとり、リフレッシュした状態で搭乗することになりました。

1時間半ほど遅れて飛行機に乗り込むと、すぐに上空10000mへと飛び立ちました。飛行機は時速1000kmで飛びますが、それでも12時間かかる長距離移動です。機内では"Tea or Coffee?","Beef or Chicken?"はともかく、2食目できかれた"Prawn or Pasta?"という表現に戸惑いつつも、快適に過ごしていたようです。

その後、24℃という予想外の暖かさに驚きつつも、無事ロンドン・ヒースロー空港に到着した生徒たち。次に彼らを待ち構えていたのは入国審査です。先日ご紹介したサバイバル・イングリッシュでの経験をうまく活かしながら、誰一人ひっかかることなくイギリスへの入国を果たしました。

ヒースロー空港は広大なので、荷物の受け取りのために電車に乗って移動します。ベルトコンベアから運ばれてくるスーツケースを受け取ると、一行はすぐにケンブリッジへの移動のため、バスに乗り込みました。車窓から見えるイギリスの美しい田園風景に感動しつつ・・・と書きたいところですが、ほとんどの生徒たちはバスの中で熟睡していました。それもそのはずで、日本とイギリスの時差は8時間もあります。現地のイギリスでは夕方でも日本では真夜中、バスの中で少しでも長旅の疲れを癒そうとしていました。
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さて渋滞に巻き込まれるなどし、予定より随分遅れて現地時間の午後9時過ぎ、真っ暗のケンブリッジに生徒たちは降り立ちました。名門ケンブリッジ大学セルウィンカレッジ、そのラグビーグラウンドにあるクラブハウス内で、これからお世話になる先生方との初体面となりました。

疲れ切ってはいたものの、気さくに話しかけてくれる多くの先生方に、生徒たちはこれからの語学研修プログラムへの期待に胸を膨らませていました。

現地時間では10時ごろ、日本時間では午前8時頃に、生徒たちはホームルーム先へと移動し、ケンブリッジでお世話になるホストファミリーとの対面を果たしました。

2日目は1日32時間、早朝から深夜までの過酷なスケジュールとなりましたが、なんとか無事に終えることができました。

さて明日からは、いよいよケンブリッジでのプログラムが始まります。生徒たちの積極的な活動を期待しています。

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