秀峰 SCHOOL REPORT SHUHO SCHOOL REPORT

学校行事

菅谷昭氏 特別講演

 3月16日(土)、医師、松本市長としてご活躍なさり、現在は松本大学学長である菅谷昭先生をお招きし、講演会を行いました。

 

 生徒たちは事前に、菅谷先生の医療支援について学びました。先生は、1996年から5年間、チェルノブイリ原子力発電所事故の後遺症で苦しむベラルーシ共和国の子どもたちを助けるため、医療支援活動に携わられました。

 講演会では、当時の思いや、人生の分岐点における決断などについて、お話しくださいました。

 

 先生は、「われわれは地球人である」というお考えのもと、自分にできることが世界平和への一助となることを願い、信州大学での職を辞し、チェルノブイリ原発事故医療支援に関わることを決断なさったそうです。現地では、最先端の甲状腺がん手術の技術を伝え、治療や家庭訪問検診に尽力されました。

 人生の1つの分岐点となった、ベラルーシでの医療支援活動。先生は、ご自身の残りの命と生き方を豊かにするために、考えるだけでなく「行動する」ことを常に意識していらっしゃったそうです。

 最後に、21世紀を生きる秀峰生へ、「人生や人の生き方に教科書はありません。それぞれが自分自身で創っていくべきだと思います。地球市民という視野に立ち、人類の平和に役立つ生き方や活動に関心を深めてください」というエールが贈られました。

 

 生徒たちは、心に残った言葉を書き留めながら、先生のお話に熱心に耳を傾けていました。世界で活躍する菅谷先生のお話は、生徒にとってとても新鮮だったようです。

 

 菅谷先生、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

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