秀峰 SCHOOL REPORT SHUHO SCHOOL REPORT

外務省「高校講座」を実施

6月24日(火)、4・5年生対象に、外務省「高校講座」を実施しました。
外務省WEBサイト

当講座は、次代を担う高校生に対し外務省職員が講演を行うことで外交・国際問題に対する関心や理解を深め、意識の向上を図ることを目的とした外務省が主催の講座です。

本校では、キャリア教育の一環として位置付け、海外研修を終えた4・5年生(160名)を対象に、世界を視野に入れた将来展望を抱かせる絶好の機会と考え、実施しました。

第一部の講演会では、外務省の仕事や仕組み等について、人間関係などに例え分かり易く説明していただき、生徒たちはその話に引き込まれていました。

また、第二部では座談会が行われ、希望する40名強の生徒たちが参加。膝を交えてのやり取りのなかで、講演会では聞けなかった「ここだけの話」もあり、生徒たちはとても楽しそうでした。

生徒たちの感想文には、講師の人柄や語り口に魅了され、親近感を持って聞き入った旨の記述が多く、彼らの将来への視野を広げるだけでなく、講師の人生観、人間観にも新鮮な刺激を受けたようです。


<生徒の感想は以下の通り(一部抜粋)>
・外交は一日で解決するような単純な問題ではないが、少しでも良くしようという心掛けが大切だと聞き、私の普段の生活にも通じることだなと実感した。
・自分の役割を果たすことの大切さがわかった。役割を果たせるのは自分しかいないのだから、これからは自分の役割をしっかり果たしたい。
・自分に与えられた環境の中でどれだけ自分が楽しめるかを大切に、これからやりたいことを精一杯やっていきたい。
・外交、世界で働くことには興味があるので、この講演をきっかけに、自主的に情報収集ができたらと思う。
・将来に対する考えが変わった。自分の仕事を誇れるような仕事をしたい。
・進路を考える時期に講演を聞くことができてよかった。
・学生時代のアルバイトの話から、いつの間にか外交の話になっているなど、巧みな話術に驚いた。学生には自由があるという話、第一志望に入れなくてもThe Endではないという話、の二つが印象に残った。
・自分の望んでいなかったことがあっても、それを受け止め次第に好きになっていったというインドでの話は、自分の考えばかりを優先している自分にとってとても参考になった。柔軟な考えを持って日々を過ごしていきたい。
・「国のイメージで個人の第一印象が決まってしまう」という言葉には考えさせられた。日常生活で入ってくる情報だけで国全体のイメージを持ってしまうことが、何んとも愚かしいものであると気づかされ、すぐにそんな自分を変えていきたいと思った。
・人生の教訓のような言葉もいくつかあり、今後の人生に役立てたいと思う。
・時折心拍が速くなることがあったが、おそらく、自分にはない価値観との遭遇による未知への畏れや好奇心がそうさせたのではないかと思う。貴重な話を聞けてHAPPYだった。
・自分の外交の仕事に対する誇りや、責任を持って仕事をされていることが分かった。
・'量より質'という人もたくさんいる中、'質より量だ!'ということの大切さや、置かれた環境で、たとえそれが望んで始まった環境でなくとも自分がどれを選び、どのように過ごすかでゴールは変わるということが印象に残った。
・仕事への熱意には多く見習うべきところがあった。自分もあのような熱意を持って色々なことに取り組みたい。
・自分がなぜ外務省に入りたいのか、何をしたいのかを徹底的に考えた結果が外務省入省の動機につながっていると分かり、自分も何ができるのか、なぜその職に就きたいのかよく考えたいと思った。
・この講演によって、自分で考えることが大切であり、何よりも自分の発想を表に出していくべきであることが身にしみて感じられた。
・「一番大変な時に、一番大切なものが見える」という言葉がとても印象に残った。勉強や部活で辛い時にこの言葉を思い出し、何事にも'省エネ'ではなく、全力で取り組みたい。
・「TPPや国同士の問題も、僕らが解決して見せます」の言葉に感動した。視野が広く、色々な角度から物事を見ていると感じた。
・初対面の人は、国という所属するコミュニティーにおいてのパブリックイメージによってその印象が操作されるという話を聞いて、今更ながら日本のパブリックイメージの良さというものは、国のトップである人々やその機関に所属する人々のたゆまぬ日々の努力によって創り上げられ、確立されていったものであることを実感した。
・外交が国と国の関係の基礎をつくっていて、外務省とは、海外で働く人の舞台作りなのだ、という話にとても感銘を受けた。また、外交問題への対応という意味で、一つの問題がもたらす影響を他の分野にまで広げない、ということは重要なポイントだと感じた。
・「自分の意見を主張する時は、ただ感情的に言い張るのではなく、自分の中で明確な議題に対する定義と説明できるだけの根拠を持つこと」という話は、私の思考に強く焼きついた。
・外務省の方と聞き、もう少し堅い講義を想像していたが、時折交えるユーモアに会場が笑いに包まれた。とても楽しい時間だった。
・10~20代のうちに何事も全力で取り組めという話を聞いた時、省エネをせず全てのことにおいて努力しようと思う。
・'Give first, take later'という言葉が印象に残りました。実践していきたい。
・入口でモノの価値を決めてはいけないと言ってくれたので、私も最初から無理と言わずに何事も挑戦していこうと思う。
・何度か海外に行ったことがあるが、身の危険を感じることは少なかった。今回の話を聞いて、それは外務省の方々のおかげであると感じた。
・特に印象に残ったことは、どんな仕事をもらっても楽しめることができるということ。嫌いなことでも奥深く学び楽しめるようにしたい。
・これからは「○○人だから」ではなく、その人自身に注目していきたいと思う。
・海外研修を経験したことで、共感する点がいくつかあったが、研修前にも聞きたかった。

この件に関する報道記録はこちらこちらです。

pi_140626_001.JPG

pi_140626_002.JPG

pi_140626_003.JPG

教育拡充募金のお願い