秀峰 SCHOOL REPORT SHUHO SCHOOL REPORT

海外研修

英国通信~ロンドン編中盤~

9日目。生徒たちは、各ホームステイ先からそれぞれのルートで集合場所に集まります。慣れないバス、複雑な地下鉄に戸惑いながら、多少遅れることもありましたが、なんとかして自力で到着することができました。将来、自らの力で知らない場所で暮らすためのいい経験になったと思います。

9日目はロンドン市内研修、バスで世界的な観光名所をまわる日です。ウェストミンスター寺院、国会議事堂、バッキンガム宮殿、ピカデリーサーカス、トラファルガー広場が午前中。昼食を挟んで、タワーブリッジ、ロンドン塔が午後。ロンドンの人口は現在も増えており、移民の比率も高いです。街によってはほとんどの人が移民というのも珍しくありません。車窓から街をのぞけば、そのことがすぐにわかります。観光名所はそれがより顕著で、イギリス人ではない外国人が大挙してきていて(特にフランス人が多いそうです)、国際都市ロンドンにいるのだということが実感されました。午後5時前に解散場所に到着し、生徒たちは再び自力でホームステイ先へと帰っていきます。乗るバスを間違えた、乗り過ごした等々のトラブルもありましたが、夕食の時間には、全員が無事にホームステイ先へと着くことができました。

10日目。昨日と同様にホームステイ先からの集合ですが、昨日の反省を生かし、すべての生徒が時間通りに到着することができました。ここにきて生徒たちは、一度した失敗をくり返さないように、即座に改善できるようになってきました。これはこの研修中に大きく成長したポイントです。さてこの日のプランはロンドン市内班別研修、班ごとに自由に市内を散策する日です。ただし一つ制限があります。それは、行先をロンドン市内のミュージアムに限定しているということです。先日全員で訪れた大英博物館以外にも、ロンドンにはナショナルギャラリー、ヴィクトリア&アルバート博物館、自然史博物館、科学博物館、テートモダンなど多くの有名なミュージアムがあります。生徒たちはそれらめぐるプランを立てて、昼食をとり、午後4時にもとの場所に集合するというミッションが与えられました。班ごとに意見をまとめて集団として動くということはいわずもがな、海外で路線図と駅の電光掲示板を見比べて最短経路を探す、駅に着いたら通行人に道をたずねるなど、プラン通りに行動する中で多くの経験を積むことができたようです。(教員が同伴していないため写真はあまり撮れていませんがご容赦ください)

実は12日目には、このロンドン市内班別研修の自由度をより高めたもの、行先をミュージアムに固定していないプランが予定されています。この長い海外研修の中で、班行動で、海外で、時間通りに、自ら立てたプランをこなす能力が身に着いたかどうか、その試金石といえます(この日が研修全体のハイライトといえるかもしれません)。

残りわずかですが海外研修はまだ続きます。
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