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海外研修

【2024海外研修】Vol.11~企業訪問・ロンドンアイ!

5月28日(火) いよいよ「外を観る」~2024海外研修の最後のプログラムとなる「JETRO」(企業訪問)・「ナショナルギャラリー」(美術館探究)・「ロンドンアイ」(市内探究)の日となりました。この3つのプログラムを終えると、長いようで短かった海外研修も終わりを告げます。

 

本日のプログラムは、2グループに分かれての行程となります。訪問する順番は多少異なりますが、いずれもグループも充実した探究活動が行われたようです。

(現地レポーターMはグループ2で、現地レポーターNはグループ1で、それぞれ生徒のサポートを行いました)

 

JETRO(日本貿易振興機構)ロンドン支社訪問では、企業様の取組や活動の目的、イギリスと日本の文化の違い、海外で働くことなどについて、お話を聞かせていただきました。昨年度まではコロナ渦の影響で、訪問活動が難しかったため、本年度から新たに企画をして訪問させていただきました。生徒達も事前に質問項目や自己探究のテーマに関する内容をインタビューするなどの準備をしていたようで、90分のプログラムがあっという間に終わりを迎えるほどの熱気ある会となりました。

 

「海外にものを売りたい日本の企業と、日本のものを買いたい海外の企業との架け橋としての役割を担っているというお話を伺って、そのような企業もあるのかと視野が広がりました!もともと海外で働くことに興味があったので、日本に住んでいたことを現地で活かせるということに魅力を感じました!」

「高校時代どう過ごしたかや、大学受験についてのお話もしていただいて、将来のことを自分事として考えることができた気がします。今の自分に何が必要か、何を頑張らないといけないかが、具体的になってきました!得意なことを全力で伸ばして行きたいと思います!」

「海外で働いているからこそわかる、『日本がどう見られているか』というお話が特に興味深かったです!人については実力主義で『どこの国、どの人種か』ではなく『できるかできないか』で評価されるのは、平等でいいなと思いつつ、大変だとも思いました。」

 

ナショナルギャラリー探究では、大英博物館に続き、現地ガイド(ブルーバッジ)の方に案内をいただき、本当に興味深い内容を解説いただきました。日頃、世界レベルの美術作品に触れる機会が少なく、他の探究活動に比べて興味が低い予想もしていましたが、ガイドさんのからの興味深い話、絵画に関する逸話、そして、絵画が送ってきた歴史など、絵画のすばらしさだけでなく、歴史的背景を踏まえての話に、多くの生徒が興味を持ち、120分のプログラムが短く感じられるほどでした。

 

「これほどたくさんの貴重なコレクションが展示されているのに無料で観覧できることに驚きました。無料であることで、仕事の合間に1枚、2枚だけでも絵を観たり、模写したりすることができているとガイドさんから教わりました。他の美術館なども無料の場所が多く、市民と芸術の深いかかわりを感じました!」

「『名前は知っているけど』、『ネットなどで目にしたことはあるけど』という絵をたくさん見ることができました。本物は存在感がやっぱり違う!と思いました。特にゴッホの『ひまわり』には多くの人々が集まっていて、世界的にも特に有名な作品なのだと実感しました。」

 

このナショナルギャラリー探究で、ガイドさんとはお別れとなりましたが、本校の生徒の知的探究心の高さに終始驚かれていました。大人でも難しい内容や初めて聞く歴史の話などにも熱心に耳を傾け、メモや写真を取り、そして前のめりに参加する姿勢...、高校生でこれほどまでに探究活動を行う生徒は少ないようです。これらの「教養的探究活動」=本物を知る活動で、多くのことを学び取ったと同行する先生方も感動していました!

 

そして、ロンドンアイ(観覧車)では、私たちが廻ったロンドン市内の様子を一望でき、それぞれが、この10日間に思いを馳せている様子が感じられました。特にプログラムの最後となったグループ1では、夕刻の時間と重なって、感慨深い締めくくりとなったようです。

 

「ロンドン1日目に見たビッグ・ベンを、今度は上から見ることができるとは思いませんでした!訪れた数々の宮殿や施設などが一望できる景色は、これまでの行程の振り返りをしているようで、『これでこの研修も終わりかあ』と、少しさびしさも感じました。いくら見ても足りない気がしますけどね。」

「25人も乗れる広さのカプセルをもつ観覧車、とても広くてびっくりしました!みんなで景色を見て、感動を分かち合えた気がします。夜だったらもっと綺麗だったんだろうなあと思ったので、いつかまた来てみたいです。」

「好きな漫画・アニメ作品の舞台となっている場所も一望できて感動......!もう一度作品を観るときには、今までとは違う見方ができそうです!」

 

これで、イギリス国内での全プログラムが終了となりました。それぞれのオモイを胸に秘め、いよいよ明日は帰国となります!

 

* 在校生の時に訪れた景色とは、まったく違った景色に見えて、「大人になったな...」と感慨深く、ロンドンアイから遠くを見つめていた現地レポーターMs.Mが生徒インタビューを通じてまとめました。

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