【２学年】宿泊研修（北陸）３日目

北陸研修最終日は，富山県にある水橋漁港に行きました。実際に漁港で働いている漁師さんに教わって、かご網漁体験・魚の選別作業・模擬セリ体験・魚捌きなどを体験させていただきました。

かご網漁体験では、縄を結ぶのに苦戦しながらも、全員がかご網を遠くまで投げ入れることができました。魚の選別作業では、大きさや種類を見分けながら、同じものに分けていく作業を行いました。冷たい氷水の中から魚を取り出す作業は想像以上に大変で、漁師さんの仕事の厳しさを実感しました。

模擬セリ体験では、自分たちで選別した魚を、限られた予算の中でできるだけ多く競り落とすというミニゲームを行いました。生徒たちは他のグループの動きをうかがいながら、楽しそうにセリに参加していました。

その後、魚さばき体験を行いました。漁師さんから三枚おろしの方法を教わり、生徒一人ひとりが自分の手で魚をさばきました。皮をはぐことや内臓を取り出すことを初めて経験する生徒も多く、命をいただくことの尊さを実感できる貴重な機会となりました。

最後に、自分たちで捌いた魚の漁師鍋をいただきました。新鮮な魚から出る出汁が味に深みをもたらし、濃厚なお味噌汁はお米との相性が抜群でした。

帰りのバスでも、15期生は友達と談笑したり映画を楽しく観たりと元気いっぱいでした。この間も、漁師さんから教わった「海の香水」が鼻をかすめ、この研修旅行が生徒たちにとって実り多く、心に残るものとなったことを改めて実感いたしました。