避難訓練から
先日の避難訓練では、地震の後に理科実験室からの火災が発生したという想定で、火災発生・発見から避難完了にいたるまでの職員連携の確認と、生徒の避難行動の確認、防火シャッター等防災設備の動作確認を行いました。
今回は、より実践的な訓練のため、生徒たちへの事前に告知することなく実施されました。
消防へ通報し、消防隊が到着するまでの時間が約8分と言われており、この時間が、安全な避難の目安とされています。
いざ訓練が始まると、生徒たちは教員の指示を待つことなく即座に机の下に入り、まずは身の安全を確保しました。
どの生徒も静かに放送の指示を待ち、落ち着いて次の避難行動を開始することができ、無事8分以内に全員の避難が完了しました。
校長先生から講評では、学校のみならず、いつ、どこで天災に遭っても動じぬよう、日頃から備えておくことの大切さが伝えられました。
「天災は忘れた頃にやってくる」とは著名な物理学者寺田寅彦の言葉ですが、だからこそ日頃の備えが大切になってきます。
教職員はもとより全ての生徒が防災意識を高め、緊急時に冷静で的確な行動ができるよう、今後も訓練を重ねていきます。