【1学年】秀峰アドベンチャー2日目
秀峰アドベンチャー2日目は、中部山岳国立公園「栂池自然園」でフィールドワークを行いました。
9つのグループに分かれ、山岳ガイドの方々とともにゴンドラリフト、ロープウェイを乗り継ぎ、一気に標高約2,000メートルの高層湿原へ。
小雨の降る中のスタートとなりましたが、生徒たちはレインウェアなどの装備を整えて元気いっぱいに山へと繰り出していきました。
出発後すぐに目に飛び込んできたのはミズバショウの大群落。生徒たちは美しい花を写真におさめながら、ガイドの方の説明に真剣な面持ちで耳を傾けていました。
生徒たちが特に盛り上がったのが、雨に濡れると花びらが透明になるサンカヨウの花です。透明になっている花びらを見つけ、「スケルトンフラワーだ!」と大興奮でした。
木道を進むと残雪が多く残っており、木道が見えなくなっている場所もありましたが、生徒たちは仲間と協力し合いながら雪の上を慎重に進んでいきました。雪に慣れてくると、冷たい雪や雪解け水に触れてはしゃぐ姿も見られました。
湿原を一周し、昼食をとった後は、ガイドの方々への質問タイム。今回の秀峰アドベンチャーは、1学年の生徒たちの「探究学習」のスタートとなる行事です。それぞれが事前に考えてきた探究テーマに基づいて、「地球温暖化、観光客の増加が及ぼす高山植物の植生への影響」などについて積極的に質問をし、ガイドの方の説明を聞きながら必死にメモを取る姿がとても印象的でした。
白馬の大自然に触れ、生徒一人ひとりが自身の探究テーマを深めることができ、充実した1日となりました。