6年間の思い出とともに――卒業式を挙行
3月2日、まつもと市民芸術館にて平成28年度卒業証書授与式が行われました。本校にとっては2度目となる卒業式です。
6年前、まだ着慣れない制服に身を包み、本校の校門をくぐった幼い彼らの表情が思い出されます。彼らが入学した当時、校舎で生活していたのは一つ上の1期生だけでした。先輩と一緒に学校の礎をつくってきた2期生76名は本校での様々な活動を通し、大きく成長を遂げました。壇上で校長先生から一人ひとり卒業証書を受け取る姿に私たち教職員はもちろんのこと、来賓・保護者の皆さま、在校生も頼もしさと誇らしさを感じたことと思います。
卒業生への感謝の気持ちを込めた在校生代表の送辞の後、答辞では、卒業生代表が関わったすべての人への感謝の気持ちとともに「自分のキャリアプラン実現のために心がけていきたいこと」を述べました。私たち大人も考えさせられる内容であり、これからを生きていく後輩への指針を示すものとなりました。
式の後、学校へ戻り学年全体で最後のHRを行ったのち、卒業生はそれぞれ教員、後輩とかけがえのない時間を過ごしました。そこには後輩の卒業を祝うために駆けつけた1期生の姿もみられました。先輩が後輩のために行動する。これは5年間を共に過ごす中等教育学校だからこその関係なのだ思います。
卒業式はひとつの区切りではありますが、これからも本校は引き続き彼らと共に歩んでいきます。彼らの活躍を聞き、喜びあえることが本当に楽しみです。
卒業生の皆さん、保護者の皆さま本当におめでとうございました。また、ご臨席いただいた大勢の皆さま、ありがとうございました。