秀峰 SCHOOL REPORT SHUHO SCHOOL REPORT

学校行事

2学期始業式

8月22日(月)、2学期の始業式が行われました。
小宮山校長は、国立青少年教育振興機構の調査結果をもとに、日本の中高生の自己肯定感の低さについて話をされました。心理学の研究によると、日本人の自己肯定感の低さは謙譲の美徳を重んじる国民性によるものであり、優れたことをしたとしても、自らをネガティブに評価する傾向にあるそうです。そこで、校長は老子や荘子の「無用の用」を取り上げ、物事には必ず両面があるため、固定した評価に縛られず、視点を変えて再評価していくことが大切だと伝えられました。
5年生の生徒代表挨拶では、太宰治の『斜陽』を読んだ経験をもとに「学ぶということ」について、「楽しく勉める「勉楽(べんがく)」を意識することで、意欲的に学習に取り組むことができるようになった。大学受験だけでなく、その先の将来を見据えて、多角的に学んでいきたい」という思いが語られました。また、『斜陽』の登場人物のように、固定観念にとらわれることなく未来を切り拓いていきたいと力強く述べていました。
その後のLHRでは、生徒たちが学年ごとにそれぞれの夏休みを振り返り、前向きな気持ちで2学期のスタートを切ることができました。

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