【3学年】総合学習プレゼンテーション大会
11月30日に行われた授業公開日、「街を観る」というコンセプトで関西や東京への宿泊探究研修を経験した3学年は、学年全体で集まってグループプレゼンテーション大会を行いました。
グループプレゼンテーションの難しさは、班員の興味や関心、盛り込みたいアイデアを生かしながら、根気よく話し合い、納得のいく形に落とし込んでいくプロセスにあります。
すべての意見を取り入れれば、聴衆にとって何がメインテーマなのか分からないプレゼンになってしまいます。
聴衆の視点で自らのプレゼンテーションを考え、何を伝えるためのプレゼンなのかを明確にすることが大切です。
保護者も参観して行われたの生徒たちの発表内容は、バラエティ豊かなものになりました。
この日のためにスライドや原稿を作成し、時間を測りながら練習を重ねてきた成果も十分に発揮できたようです。
訪れた場所について言語論に触れながら掘り下げたグループや、美術館や神社といった施設ついて、大都市と中小都市の比較を通じて分析したグループ、仮想現実技術を紹介したグループ、公民の授業での学びを活かして、靖国神社の歴史をもとに政治的争点を考察したグループなど、どれも生徒たちの個性が光る発表となりました。
発表の方向性をまとめるのが難しい場面も見受けられましたが、グループプレゼンテーションならではの困難を克服し、生徒たちは多くの学びを得たようでした。