秀峰 SCHOOL REPORT SHUHO SCHOOL REPORT

生徒の活動

【自主活動】気象予報士試験 合格!

 本校4学年の生徒が、令和5年度第1回(通算第60回)気象予報士試験に合格しました。

 

気象予報士とは?

 気象予報士は、気象業務法に定められた国家資格です。この資格を持つことにより、初めて公的に天気予報を発表することができます。防災情報と密接な関係を持つ気象情報が、不適切に流され、社会に混乱を引き起こすことのないよう、高度な予測データを、適切に利用できる技術者を確保することを目的として、創設されました。気象予報士となるためには、気象予報士試験に合格し、気象庁長官の登録を受けることが必要です。

 

気象予報士試験とは?

 受験資格は特に定められておらず、誰でも受けることが可能です。「学科試験」と「実技試験」の2つの筆記試験が課されます。気象学というジャンルは、高校の科目にはありません。最も近いのは地学で、そのあとに物理と化学が続きます。「学科試験」は選択式。大気の構造、力学、気象現象など、予報を行ううえで求められる一般的・専門的な知識の両方が問われます。「実技試験」は記述式。天気図の読み方・分析力・要点を簡潔にまとめる文章力が問われます。

 今回の試験では、4290人が受験し、うち206人だけが合格、4.8%という合格率でした。近年の合格率は常に4〜5%前後で、かなりの難関試験です。

 

 

 本人からのコメントを紹介します。

 

 私が受験を決めたきっかけは、小学生時代にあります。家族旅行で訪れた福井県の年縞博物館で気象学に興味を持ちました。そして、秀峰には高校受験が無い分、一生に一度しかない中高生時代に何か一つ自分の「好き」を究めたいと思い、昨夏受験を決めました。しかし、気象予報士試験で求められる情報量は膨大で、何度か挫折しそうになりながらも、毎日知識の習得に努めました。まさに気象漬けの日々だったように思います。そのため、合格通知を手にした時には万感の思いがこみ上げました。気象予報士になった今、私はやっと気象学の入り口に立つことができました。私はこれから大好きな気象学をとことん探求し、人の役に立てるような気象予報士になりたいと思います。

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