秀峰 SCHOOL REPORT SHUHO SCHOOL REPORT

授業実践

主権者の自覚から生き方を考える社会科授業

3学年「公民」の授業では、高校の「現代社会」の内容を一部扱い、アクティブラーニングとして議論することを多く取り入れながら論理的思考力、説得的発信力を鍛えてきました。以下は、その振り返りで書いた授業感想文です。

◆父親と時事的な会話をすることができるようになった。普段の授業以外の貿易ゲームやディスカッションなどで、世界的な問題を深く考えられたり、物事を批判的にみる目を養えたりした。自分の住む町や、国に対して、何ができるのか、どうすればより良くなるかなどを、考えるようになった。選挙皆勤賞を目指します。

◆ニュースや新聞を見て、世界の動きに興味を持ち、自分の意見を発信できるようになった。今は、アメリカ大統領選挙の行方をCNNで見ている。これからも世界情勢に敏感でありたい。

◆時事問題を親子で話し合えるようになりました。討論は自分の意見をさらに良くできる場だと思います。選挙に行くことが意見を発信する第一歩だと考え、自分の意見を無駄にしないようにしたい。

◆マスメディアや選挙戦で立憲主義の重要性を訴えてほしい。そして、主権者である私たち国民が、それらを受け取り日本の未来を考える必要がある。

◆松本市長選挙に立候補している三人のマニフェストを読み、誰が一番ふさわしいか考えることができている。分からないことを自力で解決する力や何かを理解し、説明する力をさらに磨けた。これからもテレビや新聞を通して日本や世界の政治、経済などについて目を向け、より深く知っていきたいと思う。

◆自分の周囲や社会を見る「目」を養えた。(具体的には、物事を批判的かつ本質を捉えようとする視点)ディスカッションで、他の人が考えた案や考えを批判的な視点で見て、改善点を議論したことで、作り手の真意や善い点もおのずと見えてくるようになり、日常生活でも友達や家族との会話において、相手の言葉を正しく認識できるようになって誤解等が少なくなった。

◆偏見で物事を見ることの危うさを学んだ。そして、日本のように客観的な教育をほどこせる環境は貴重であるように思う。本当に正しい知識と大衆に惑うことのない自らの意見は、私たちの立派な武器となる。

◆私が考える世界を平和で人権がきちんと保障される場所にする最短の方法は、教育だと思います。もし、戦前のドイツで国民一人一人が正しい教育を受け、批判的な目を養っていたら、ドイツの未来は変わっていたかもしれません。教育を受ければ、正しい情報を受け取り、教養を身につければ、何が正しくて何が正しくないかをきちんと判断できるようになる。教育を受けられないという人が減っていけば、私たちが安心して暮らせる平和な世界を手に入れられることができると思います。

◆ニュースを見ていて気になったものは自分で調べるようになりました。授業で話し合いをすることが多かったですが、他人と自分の意見を交換し、最終的に一番良い答えを導き出すことが素晴らしかった。

◆ニュースを見ることが楽しくなった。どうしたら問題を解決できるかと思案することで、客観性も身に付きました。自分の視野が広がり、価値観の形成に繋がったと思います。少しずつ形成されてきた自己をより明確なものにし、将来を担う私たちの未来をより豊かなものにしたいと思います。

◆公民を勉強することにより、現代がわかるようになり、将来に繋ぐことが出来る。「青年期(の単元)」を学び、自分と向き合うことも大切だと感じるようになりました。将来の自分のためにたくさん学びたいです。

◆論述問題、時事問題が多い定期テストなので、高得点を狙って勉強することで、自然に世の中の現状がわかってきました。日本、世界で注目すべき問題が起きると、自然に友人たちと話すようになりました。全員が「知る」ことによって共通の話題ができ、話し、深く追求するおもしろさがわかった1年でした。

◆世界から見たら私たちは小さな存在ですが、そんな私にも世界のためにできることはたくさんあります。公民の授業で、そのようなこともこの一年間で学べたと思っています。

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