秀峰 SCHOOL REPORT SHUHO SCHOOL REPORT

SPP講座「ロケット工学特別講座2」開講!

 昨年に引き続き、本校では2つの講座がJSTのSPP講座(※)に採択されました。そのSPP講座の一つである「ロケット工学特別講座2」を6月8日~9日に開講しました。

 日本モデルロケット協会の山田誠会長を講師にお招きし、4年生(高校1年生相当)の選抜メンバー14人が参加しました。

 まずはロケット工学の基礎を学習。ロケットに関わる専門知識を理解した後に、モデルロケットを組み立て、打ち上げを行いました。モデルロケットとは、火薬エンジンを使用しておよそ時速180kmで大空高く飛ぶ模型ロケットであり、米国NASAの技術者が開発した教材です。近年、多くの学校でモデルロケットを教材とした講座が開講されています。

 1日目は、どれだけ発射台の近くに着地させるか、という「定点着地競技」を行いました。狙ったところに着地させるには、ロケットの構造から、エンジンの燃焼時間や発射角度など、様々な要素を考慮に入れて打ち上げる必要があります。

 2日目は、打ち上げから着地までの滞空時間をどれだけ長く保てるかという、「滞空時間競技」を行いました。参加者は、各自で工夫し、オリジナルパラシュートを作成しました。大きなパラシュートを作ったり、小型のパラシュートを複数搭載したり...2日間、JAXAの研究者になったつもりで「宇宙飛行士を、計画通りの場所に、無事に帰還させるには、どうすればよいか...」ということを考え、試行錯誤を繰り返していました。

 今回の参加者は、モデルロケットで学んだことを元に、来月7月にはJAXA筑波宇宙センターに行き、イプシロン等のJAXAの最新鋭のロケットについて学習する予定です。


※「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)」
学校と大学・科学館などが連携することにより、科学技術、理科、数学に関する
観察、実験、実習等の体験的・問題解決的な学習活動を実施する際の経費支援な
どを、科学技術振興機構(JST)が行う事業のこと。
http://spp.jst.go.jp/

pi_130611_001.JPG
pi_130612_002.JPG

教育拡充募金のお願い