相澤病院訪問③
2グループ計10名の医学生物部員が研修に参加しました。今回は2グループの一方の、シミュレーション体験について報告です。
まず前半は、モニターを見ながら体内の手術を行うシミュレーションです。「鉗子(かんし)」という道具を使って、鉛筆のキャップにリングを通したり、ピックを立てたりする作業に挑戦しました。悪戦苦闘するかと思いきや、上手に操っていました。しかし利き手と反対の手での操作は難しかったようです。この装置は切り口の縫合を練習をするためのもので、生徒の希望もあり、縫合の練習もさせていただきました。針を通すことはできても、糸を結ぶのは至難の業で、一人も結ぶことはできませんでした。
後半は、救命措置のシミュレーションです。「バッグバルブマスク」という装置を使った人工呼吸の体験。一人でやるのはなかなか大変なようすでした。また、人形の心音や呼吸音を聴診器で聞いたり、電気ショックをかける体験をさせていただきました。
これまで救命救急について学習する機会があまりなかった生徒たちですが、今回教えていただいたことをいざというときに実行できる人間になってもらいたいと思います。