英国通信 ~ロンドン編後半~
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11日目。本日は全日程の中で最もハードといわれる日です。夕方までロンドン市内の中高一貫校にて、現地学校での「通常」授業を受けた後、Miki Travel Limited Londonを訪問し、宿泊地のホテルにて前述した企業の社長やUCL(ロンドン大学)の日本人研究者の方の講演をお聞きしました。現地の学校訪問では、こちらの生徒一名につきBuddyと呼ばれる現地の生徒が一名ついて、そのBuddyの受ける授業を一緒に受けていく形になります。Buddyはほとんど同学年ですが、日本とはまったく異なるカリキュラムで進んでいるため、授業内容はわかったりわからなかったり、逆に簡単すぎたり、はたまたDrama Class(演劇の授業)やスペイン語のように日本には存在しない科目であったりと様々でした。生徒たちがなにより驚いたのは、イギリスでは日本と授業スタイルがまったく異なることです。全員が教師の方を向くのではなく、多くの場合、グループワークがしやすいような机の配置になっており、授業中の発言も次々に飛び交います。その活発な授業風景に気圧されつつも、世界には様々な教育の在り方があることを知れました。またその中で日本と同じ部分もあることも実感して(学校では携帯電話の電源をOFFにする、授業中の私語は注意される等)、大いに刺激を受けたことでしょう。 Miki Travel Limited Londonの企業訪問では、海外で働く日本人の姿や、また多くの国籍を持つ人々が一つのオフィスで働いている姿を見ることができ、自らの仕事観を広げることにつながったようです。予定より遅く、夜更けに行われた講演ですが、いかに貴重な講演とはいえ疲労困憊のなかで体力が持つだろうかとこちらは心配していたのですが、杞憂に終わりました。海外に飛び出した研究者や海外の第一線で働くビジネスパーソンのエネルギッシュな姿や力強い言葉をきいて、多くの生徒がその熱い気持ちに心を打たれ、そして心に火を灯したようです。 12日目。海外研修プログラムの事実上、最終日となる日です。朝から夕まではロンドン市内を自由に散策する班別研修でした。海外研修で学んだ英語の会話能力、積極性、班行動の意識、社会常識、これらすべてがどの程度まで身についたかどうかが試されるため、これは海外研修を総括するテストともいえます。朝は小雨が降っていたのですが、都合よく外に出る頃に止みました。生徒たちはロンドンの地下鉄、複雑な路線図にも戸惑うことなく次々に目的地へと移動していきます。ロンドンアイ、ロンドンダンジョン、マダムタッソーなどの観光レジャースポットに行ったり、コベントガーデン、ナイツブリッジ(高級デパートのハロッズがあるところです)などでショッピングしたり。曇天の土曜日、ロンドンマラソンを翌日に控えて活気づいたロンドンの街を生徒たちは思う存分堪能したようです。また、時間を守るために計画を自主的に縮小するなど、全体のことを優先して動く姿も見られました。夕食では、海外研修の期間中に誕生日を迎えた生徒5名に対して、サプライズでお祝いをしました。学年全体が一つになってバースデーソングを歌うなど、イギリスで過ごす最後の夜は、とても温かく幸せなムードに包まれました。 生徒たちはここまで大きなトラブルもなく海外研修を進めてきました。明日、明後日で帰国となりますが、最後まで気を引き締めてほしいと思います。 |
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