モデルロケットワークショップ
本校では、7/26、7/31、8/1の3日間にわたって、本校1年生から4年生までを対象とした「モデルロケットワークショップ」が開催されました。
この講座は、本校OGの甲斐原みい先生をお招きし、最先端の「宇宙教育ワークショップ」を通して、科学技術への興味関⼼を引き⽴てるとともに、学校での学びと社会とのつながりを体験的に知ること、また、知的好奇⼼を促進しあらゆる物事に対して論理的に思考・実践することを目的に開催されました。
初日は、モデルロケットの基本的な仕組みについて学びました。ただ座学で学ぶだけでなく、本物のロケットの模型を組み立てながら、揚力や推力、抵抗といった少し難しい物理の概念を、目で見て、手で感じて理解していきました。ロケットの中には、「隊員」に見立てたうずらの卵を乗せるため、衝撃から守る工夫も重要な課題となりました。どうすれば卵を無事に帰還させられるか、参加者たちは真剣な表情で議論を重ねていました。
2日目は、いよいよ自分だけのオリジナルロケットの製作です。この日の最後には、「ウズラ隊員」を守るために必要不可欠なパラシュートを飛ばす実験が行われました。アトリウムにひらひらと落ちてくるパラシュートの様子を職員室の先生方が見守る様子も見受けられました。
そして最終日。3日間かけて作り上げたロケットを手に、打ち上げ隊は蚕糸記念公園グラウンドへ。参加者の緊張と期待が高まる中、「5、4、3、2、1...発射!」という声とともに、轟音と白煙を上げながらロケットは勢いよく大空へと飛び立ちました。最高到達点に達すると、パラシュートが開いてゆっくりと地上へ舞い戻ってくるロケット。見事に成功し、卵の「隊員」を無事帰還させられた参加者からは歓声が上がり、惜しくも失敗してしまった参加者も、異学年の仲間たちと努力を讃えあいました。
このワークショップを通して、参加した生徒たちは、科学の面白さだけでなく、ものづくりの難しさ、そして成功した時の喜びを体感してくれたことと思います。小さな失敗を繰り返しながらも、最後まで諦めずに挑戦し続ける姿勢は、きっと将来の大きな財産になるはずです。
最後になりましたが、今回の特別講座にご協力くださいました甲斐原みい先生に改めて御礼申し上げます。 ありがとうございました。




