相澤病院訪問⑦

相澤病院の臨床検査センター内にある、病理科と検査科を見学しました。

病理とは、病気の成り立ちや原因を組織や細胞を調べることによって突きとめる分野
です。まずは、心臓は全身に血液を送り出す左心室の壁が厚くなっているが高血圧の人はさらに分厚い、など、スライドで写真を見ながら丁寧に説明していただきました。外見は異常がなくても、病理解剖を行うことで病因がわかるのです。

次に、エプロン、マスク、眼鏡、手袋で身を包み、解剖で実際に取り出した脳や大動脈、腎臓などを見て触りながら、組織について教えていただきました。

がんに侵されている部分は、まわりの通常の組織に比べて固く変化していることを知
りました。もちろん生徒は人の組織を見るのも触るのも初めてで、非常に興味深いようすでした。

次回の見学が今年度最後になります。