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学校行事

秀峰会PST 子育てサロン2017 ~大学受験時の親子関係~

12月9日(土)、パネリストに本校卒業生の保護者3名をお招きし、「大学受験時の親子関係」をテーマに『秀峰会PST 子育てサロン2017』が開催されました。
 コーディネーターを教頭が務め、卒業生の保護者の方々との「我が子の受験体験談」「親ができること、子への願い」についてのパネルディスカッションの後、参加された約80名の保護者の方々との懇談が行われました。
 参加された保護者の方々からは、「教科書に書いてあるような技術的なものではなく、生身の親としての迷い、葛藤を乗り越えてこられた先輩保護者の方々のご意見は、身につまされるものばかりだった。」「今回のような身近な現実としてのお話を伺う機会は今までなかったので、目から鱗が落ちるようだった。」といった感想が数多く寄せられました。

また、パネリストの皆さんからは、多くの至言を伺うことができました。その中の幾つかをご紹介します。
「最後に頑張れる子というのは自分を信じられる子。自己肯定感があると、壁にぶつかっても何とか乗り越えようと思う。家族が、ありのままの自分を認めてくれている、ということでよいのではないか。」
「昔は、その職業に就くためにどの大学に行くのか、であったが、今は、その職業が30年後にあるかどうか分からない時代。親が、『どう生きていくのか。』を伝えれば、子どもは素直に理解する。」
「人間は、自分で判断して自分で生きていく。誰かの物差しで生きていくわけではない。進路選択についても、模試の判定でどうするか、ではなく、自分で主体的に決めていけばよい。10月のC、D判定後でもその後の数ヶ月で学力はかなり伸びる。」
「子どもは、親の分身ではない。親の夢を叶える道具でもない。辛い時期を乗り越えるのは子ども自身。あまりにも密着し、一心同体感があると、子どもが苦しくなる。特に女親はそうなってしまいがちだが、いけない、いけない、と思った。」

 パネリストをお受けいただいた保護者の方々、子育てサロンを運営してくださったPST役員の皆様方、本当に素晴らしい会になりました。心から御礼申し上げます。

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