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学校行事

【講演会】鳥と人間の世界~50 年にわたる鳥の研究を振り返って

10月26日(土)、信州大学名誉教授である中村浩志先生をお招きし、「鳥と人間の世界~50 年にわたる鳥の研究を振り返って」の講演をしていただきました。

先生は世界各国を巡って様々な鳥の研究をされてきました。カッコウの托卵のお話では、オオヨシキリの巣に托卵したカッコウの様子などを、写真や図を用いて分かりやすく説明していただきました。また、長野県の県鳥であるライチョウのお話では、「海外のライチョウは人を恐れるが、日本のライチョウは人を恐れないのはなぜか」という疑問について、「日本の伝統的な文化が影響している」と、日本文化と欧米文化との違いを取り上げました。

50年という長きにわたって、先生が鳥の研究をし続けることができたのは、幼少期に千曲川で遊んだ原体験がもとになっているそうです。学校では、試験で点数を取るためだけの勉強をするのではなく、学習を通して実生活と結びつけ、感性や洞察力、想像力を磨くことが大切だと述べられました。それが、「人間が生きるためのベース」となるそうです。この講演で、生徒たちは先生から多くの貴重なメッセージをいただくことができました。本当にありがとうございました。

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