秀峰 SCHOOL REPORT SHUHO SCHOOL REPORT

学校行事

【第1回学術祭】オープニングセレモニー

15日(土)、第1回学術祭が行われました。

 

学術祭は、「体育祭」「文化祭」に並ぶ秀峰3大Fes.のひとつとして、今年から開催されることになった学校行事です。一年間の探究活動やその成果の報告はもちろんのこと、体育祭や文化祭とは異なり、より生徒たちの「個」の才能や技に焦点を当てた内容になっています。

 

今回の学術祭は「探究活動報告会」、「合唱祭」、「個人技披露」の3部構成で行われ、テーマは「暾(あさひ)」。

第1回であるこの学術祭が、夜明けを彩る暾(あさひ)のように、美しくて素敵な幕開けとなってほしいという願いが込められています。

 

オープニングセレモニーでは、スペシャルゲストとして、ダンサー・振付家・映像作家として国内外で活躍する大宮大奨氏にお越しいただき、コンテンポラリーダンスを披露していただきました。能面をつけた大宮氏が幻想的な照明と音楽に合わせて踊る姿に、会場全体が瞬く間に引き込まれていきました。静かな動きでありつつも、力強さやしなやかさを感じさせる演舞で、どの生徒たちも釘付けになって見入っていました。

 

大宮氏に続いて、本校保健体育科教諭でありプロダンサーとしても活動している二瓶野枝先生によるコンテンポラリーダンスも披露されました。自由で伸びやかに躍動する身体表現と、普段接している先生とは異なるその気迫ある表情に、多くの生徒が強い印象を受けた様子でした。

 

お二人の演舞の後に続いて披露された3学年のよさこいソーラン節演舞では、講堂の両サイドも使い、学年全体の団結力の強さを体現するような演舞が披露されました。体育の時間や放課後の時間を利用して、幾度となく重ねてきた練習の成果が存分に発揮されたようです。場の空気を一気に引き込む熱のこもった演舞が終わると、会場から大きな拍手が送られました。

 

オープニングセレモニーの締めくくりとして、コンテンポラリーダンスを披露していただいたお二方から、生徒に向けてメッセージをいただきました。

 

大宮氏からは、「神や古きものの象徴として、今回は能面をつけた演舞を披露した。先祖代々から継承されてきた古き伝統や価値に気付き、温故知新で新しい感性で次の時代を築いてほしい」と、今回の演舞に込めた思いを語っていただきました。加えて「もっているものは唯一自分の体。だからこそ、自分の体を傷つけることなく大切にしてほしい」と、生徒たちにお伝えいただきました。 

 

二瓶先生からは、「コンテンポラリーダンスを初めて見る人も多いと思う。正解や意味が求められることが多いが、ほんとうに大事なことこそ正解はない。なにか感じるもの、心が揺れる瞬間が一部でもあればそれで良い」との言葉がありました。そして、ダンス経験を通じて積極的に多くを学べるようになった自身の経験に触れ、他者と自ら進んで関わることの大切さついて述べられました。

 

お二人とも、今回の出演を快く引き受けてくださいまして、ありがとうございました。

 

 

さて次回は、オープニングセレモニー以降の様子についてお伝えします。お楽しみに!

教育拡充募金のお願い