3学年「道徳~ハインツのジレンマを考える~」
「重い病気に苦しむ妻のために薬を買おうと、ありとあらゆる手段でお金をかき集める夫、ハインツ。しかし、薬の代金の半分しかお金は集まらず、どんなに頼み込んでも薬屋は彼に薬を売ってくれませんでした。困り果てたハインツは悩み抜いた挙句、とうとう薬を盗んでしまいます。」
果たして、彼の取った行動は正しかったのか?間違っていたのか?この『ハインツのジレンマ』について、3学年が全員で意見を交換し合いました。
「愛する妻のために自らを犠牲にしたハインツの行動は正しい」という意見がある一方で、「夫が盗んだ薬で助けられても、妻は喜ばない」という意見もあり、生徒たちは真剣にお互いの主張に耳を傾けていました。
授業後に回収したプリントには「正解がないところが面白かった」、「解決策を見つけるために話し合いをするのは大切なことだと思った」、「それぞれ違う意見、たくさんの意見が聞けて楽しかった」という感想が多く見られ、1つのテーマに沿って全員で議論することの楽しさ感じてもらえたようです。