秀峰 SCHOOL REPORT SHUHO SCHOOL REPORT

授業実践

「知っている」とはどういうこと?~1年生総合の時間~

今年度の1年生の総合の時間は、協同学習と言語活動を柱としています。
そして、取り組むテーマは「知っているとはどういうことだろうか?」です。
これは、国際バカロレア(IB)で "Theory Of Knowledge (TOK)"として行われているものです。

例えば、「ニール・アームストロングは最初に月の上を歩いた人間である。」
という主張について生徒に考えさせると、
・本に書いてあるしそう聞いているので、「知っている」と言える。
・一緒に行ったわけではないので、確実かはわからない。
 だから「知っている」とは言えないのでは?
などの意見が出ました。

次に「2020年には東京でオリンピックが開催される。」という主張については、
・多くの報道があったわけだから、もちろん知っていると言える。
・未来のことでまだ真実ではないから、知っているとは言えないのでは?
などと、ワークシートに記入をしながら考えてきました。

そして本日は「知るための方法」についての考察です。
8つの知るための方法【言語/想像/知覚/信仰/感情/直観/理性/記憶】の意味を調べ、まずは「重要な知るための方法ベスト4をあげてみよう!」というグループ活動を行いました。

全グループの意見を集約するのに使用するのはChromeBook。クラウド上のドキュメントファイルを全グループで同時編集し、教室の大型モニターに映し出します。即時性があり、お互いの意見を共有するのに役に立ちました。

次回は「なぜこの4つにしたのか」をしっかりと述べられるよう、指導を進めていきたいと思います。

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