秀峰 SCHOOL REPORT SHUHO SCHOOL REPORT

授業実践

【1学年】松本市内研修

12月19日(水)・20日(木)、冬期休業直前の特編授業を利用して、1学年では松本市内研修が行われました。これは社会の授業の一環として、松本の町をより深く知ることを目的としています。

事前学習では、教頭から松本の地理と歴史を学びました。松本の産業や工業が何のためにできて、どのように発展してきたのか、という「因果関係」を考えることが大切であると話されました。そのことを頭に入れ、いよいよ松本の町を散策します。

両日とも好天に恵まれ、澄んだ空気の中、各所を巡りました。旧制松本高等学校から始まり、源智の井戸や縄手通り、四柱神社、松本城の黒門・太鼓門など、松本の歴史に足を踏み入れました。生徒たちは教頭からの説明をメモに取り、松本の魅力を肌で感じることができました。

本校には松本市内だけでなく、県内外の様々な地域から生徒が通っています。普段通学している景色を、何気ないものだと通りすぎるのか、一歩深く踏み込んで疑問に思うのか。今後はそのようなことを意識しながら生活してみると、新たな発見があるかもしれません。

<生徒レポートから抜粋>
・歴史ある古くからの観光資源がたくさんあり、それらが集まった町の風景がとても
美しいと思った。また、町の細部を見ていくと、一つひとつにちゃんとした背景や歴
史があり、知れば知るほど面白く、とても奥が深いなと思った。こういった点は、他
の所にはない松本の特徴・個性だと思う。
・今回、松本を見て歩いて、昔の人たちが今の人たちに「生き方を伝える」教育文化
の発展地ということがわかった。昔の人たちが今の人たちにこのような文化を残して
くれることで、日本の文化を外国人にも知ってもらえると思う。地域の独自性ある文
化を残していくことは、未来の自分たちが活用するヒントになるから、とても大切だ
と思う。
・江戸の時代から、「人のため」「松本のため」に体を張れる人がたくさんいた所な
のだなと思った。今までは、"ただ進んでいる都会っぽい所"だと思っていたが、歴
史の中で人々がつないだ"想い"がつまったところだと感じた。また、松本市の独自
性はたくさんあって、自分も昔の松本の人々のように、人のために行動したい。

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